オリジナルの計画で大丈夫?「独学」

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 行政書士受験者に勉強法をヒヤリングしてみると、意外と多いのが「独学で頑張っている」というお声です。勉強にかけられるお金がない、予備校に通う時間がないなど、何かと忙しい社会人に、独学受験生が結構多いようですね。
確かに、書店を覗いてみれば行政書士関連の参考書や問題集がたくさん並んでいるので、「わざわざ高額な予備校を利用するよりも、市販の教科書で事足りるのでは」という印象ではあります。ひと昔前までは「行政書士は特別な勉強法に頼らずともうかる資格」と言われていましたから、今でも独学信者は多いような気がします。
いつでも気軽に始められて、お金をかけずにすむ行政書士勉強法として、独学は根強い人気を誇ります。

 しかしながら、行政書士試験の勉強法として独学を選択することには、大きなリスクを伴うことも確かです。
例えば、教材選びについて。素人が本屋でさらっと立ち読みをしただけで、どれが良いテキストなのかなどの正しい判断ができるでしょうか?同じようなタイトルの本でも、受験対策本にはそれぞれに特徴があります。必要な事項が網羅されているかの他、使いやすいかどうかということも見極めなければなりません。これって、結構難しいことです。

また、いつの時期に何をするかといったスケジュールの部分でも、独学には不安が残ります。行政書士勉強法において一番大切なことは、「本試験の日に最大限の力を発揮できるよう学習すること」。
専門の講座を受講していればプロによる計画に従って勉強できますが、独学の場合はすべて自分次第です。受験の素人に、果たして適切なスケジュール管理ができるでしょうか?

 このように、行政書士勉強法として独学を選択した場合、どうしても独りよがりな学習になりがちです。そのことに気が付かず、いつまでも「自分で」にこだわった結果、いつの間にか長期受験生の仲間入りをしてしまうことも珍しくないようです。